NO.2 松本ロッキーちゃん

画像犬種:
(ゴールデンぽい)ラブラドール
名前:
松本ロッキー
病名:
アレルギー性皮膚炎

飼い主さんコメント

毎年、手の内側に湿疹が出ていたので近所の動物病院をあたっていたのですが、原因が良くわからなく、時間が経つと弱まってきたのでそれ程深刻には考えていませんでした。それが3才の冬、例年より湿疹が酷く、お腹の辺りを中心に真赤になり、病院でもらう薬を飲ませても殆ど効果の無い状態でした。ある時、某週刊誌で、獣医にも色々な専門があることを知り、皮膚科の先生を探しました。その時、たまたま見つけたのが北川犬猫病院でした。
今考えると、ロッキーの病状に関して転機があったのは3回でした。
最初は、初診で”さなえ先生”に、ごく簡単なこと(でも気づかない)を指摘されたことを覚えています。大型犬は湿疹を掻く力が強いから、掻かないように洋服(Tシャツ)を着せなさいとおっしゃるのです。なーんだそれだけかと思ったのですが、うちに帰ってやってみると面白い位にお腹の赤みがひいていきました。
これで安心していたのですが、今度は尻尾の辺りの毛が抜けていきました。確かにTシャツを着ていない部分なので掻くのは仕方ないのですが。ここでついに食物の制限を行いました。元々、特に制限はしていなかったのですが、人間が食べるような味のついたもの等は与えず、自然のものをベースにしていたので問題は無いと考えていたのが飼い主の浅はかさで、アレルギーの疑いがあるので牛乳やらドックフード内の牛肉など疑いの濃いものをどんどん除去して行きました(ロッキーにとっては可哀想な位)。
これで病状は回復し、先生にも来月位には良くなると良いねと言われて今度は大丈夫と思っていた矢先に3回目の問題が起きました。以前にもましてお腹の辺りの赤みがぶり返してきたのです。実は、この3回目の原因は今でもわかりません。但し、取り敢えず現在は、病状は見た目すっかり全快しています。
(原因の予想)
・食物制限が可哀想で果物だったら大丈夫だろうと、マンゴー(匂いが強いのでロッキーは大好きでした)をあげていたのでそれを止めた。
・血液検査を行ってハウスダストとゴキブリの反応が出たので、(ハウスダストは掃除等しても除去できないと指摘されたが)駄目もとで、アースレットをロッキーのいる部屋でかけた。
・先生からは体質改善の薬とステロイド?を処方されロッキーにあげた。
この3つの以外にも何かあるのかも知れませんし、3つ共ロッキーに必要だったかはわからないのですが、取り敢えず、これでパタッと3週間位落ち着いていて今ではTシャツも着ていません。
飼い主の浅はかさが原因の根底にあるのですが、4度目が無いことを祈りつつ、今日もロッキーの足音は元気に響いています。

獣医師コメント

アトピー性皮膚炎の犬で、食物有害反応のために痒みが増悪していることがよくあります。原因となっている食物が特定できると、痒みの閾値を下げてあげることが可能です。
ロッキーちゃんが初めて病院を訪れた時には、体中に膨疹(皮膚が盛り上がってきてできる皮疹。蕁麻疹の時によくみられる)ができて大変痒がっていました。
ラブラドル リトリバーは食物有害反応がよくでる犬種のトップです。「何を食べていますか?」と聞くと、ラムとライスのアレルギー食を食べていますとのことでした。 このアレルギー食というのが問題です。ラムとライスだから大丈夫というわけではないのです。その犬にとってアレルギー反応を起こさない食事が要求されるのです。それからもう一つ大切なのは、主食以外になにを食べているかということです。
ロッキーちゃんの場合は、朝と夜の散歩の後にいつも牛乳をもらっていました。痒くなるのは牛乳を飲んだ後でした。掻き壊しによる皮膚のダメージを軽減するために T シャツを着てもらいましたが、同時に牛乳を止めてから膨疹は消えました。
ところがしばらくしてから、また体中が真っ赤になり激しく痒くなりました。牛乳を止めておやつがなくてかわいそうとおかあさんがいろいろな果物を上げていたのですが、その中にマンゴーがありました。マンゴーは食物有害反応を引き起こす食物のひとつです。もちろん、疑わしいものはすぐに止めてもらいましたが、同時に内服したステロイドの影響か痒みはぴたりと止まってしまいました。
本当にマンゴーで痒くなったのかどうかを確かめるためには、再チャレンジをしなくてはならないのですが、食物有害反応を起こしたどのケースでも再チャレンジは拒否されます。また、痒くなるのは誰でもいやですから仕方ないのかもしれません。
ロッキーちゃんにはまだ、ハウスダスト強陽性のアトピー性皮膚炎のコントロールの問題が残っています。でも、今のところ食物有害反応が発現していないので何とか暮らしているようです。

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