NO.4 阿部ジュアちゃん

画像犬種:
フレンチブルドック  メス 3歳
名前:
阿部ジュア
病名:
フレンチブルドックの皮膚病

飼い主さんコメント

黒く大きな目で元気に走り回るピカピカツルツルのブリンドル、それが生後3ヶ月で我家にやってきたジュアの姿。フレンチの飼い主が顔を会わせれば皮膚の話題が必ず出る程に皮膚トラブルの起きやすい犬種ですが、1歳 2 ~3ヶ月までのジュアはトラブルとは全く無縁で、それが少し自慢でもありました。 
異変が起きたのは1歳4ヶ月を迎え、フード(自然食:馬肉系:パピー用)を成犬用に変えた頃、頭頂部に“ポツッ”とオデキが一つ。嫌な予感がし病院で血液検査を受けましたが「アレルギー反応も無い事だし心配無用。」と言われたもののオデキはいつも1~2つ現れては消えの状態が続いていました。
あるとき、シダの葉が生い茂る庭のある古い家屋で遊んだ後、顔がひどく浮腫み、日に日にオデキの数が増え続けとうとう頭頂部全体がオデキでボコボコになりました。驚いて別の病院で診てもらうと「恐らくアレルギー」と診断、指間の赤みも指摘されショックを受けた私に追い討ちをかけるように、ジュアの体全体に湿疹が現れ脱毛が始まったのです。

阿部ジュアちゃん(フレンチブルドックの痒症、毛包炎)

阿部ジュアちゃん(フレンチブルドックの痒症、毛包炎)
投薬治療(ステロイド)を受けても症状は一進一退を繰り返し、~散歩で草の上に腹ばいになるとお腹全体に真っ赤な湿疹が現れる~蚊取り線香を焚くと顔が腫れる~ゴムの玩具で遊ぶと顔全体が赤くなる~といった少しの刺激に対しジュアの体は過敏に反応し始め、それに対して薬の量は増していくばかり。指間は更に真っ赤に、また足裏の肉球は醜く赤く腫れ上がりとうとう出血、肉球の周りの毛は抜け落ちました。
ちょうどそのころ夏、フレンチブルドックにとっては最悪の季節でしたが我家に子供が生まれ、それがストレスでジュアの症状が悪化したのではないかという思いと、抜け落ちる毛や、どんなに掃除機をかけても空気中に舞っているであろうフケが乳児に与える悪影響を考え精神的に非常に辛かった事を思い出します。
休日も忙しい夫に新しい病院探しを頼む訳にもいかず、痒みで体調が優れないのか食欲も落ち、じっとうずくまったままのジュアを抱いて涙した事もありました。
秋になり、フレンチブルドックの知人に紹介された北川病院(旧)に駆け込んだ 私とジュアに、三枝先生が一言「わっ!真っ赤~!」。確かに顔も耳も、背中から両脇腹にかけては10円ハゲだらけで体全体に毛が薄く、足の裏も尻尾の裏も真っ赤。
先生は、痒かったでしょうね~と一箇所一箇所診てくださり、他の病院ではアレルギーの一言で済まされていたものが、実は二次感染が起こっていたと判明、今後の治療方針を説明してくださいました。それからは定期的に通院し、症状も少しずつ安定してきていますが、もっと早く先生に診ていただかなかった事が悔やまれます。
フードは食事療法食、おやつは林檎・梨・スイカ・薩摩芋を与えています。

獣医師コメント

愛くるしい動作と人なつこい性格でフレンチブルドックが大流行ですが、痒い犬が多く困っています。その痒さも単一でなく、食物アレルギー、アトピー、膿皮症といろいろです。お薬の切れないフレブルちゃんがたくさんいます。
ジュアちゃんは、アレルギー検査をしてもアレルゲンが検出されないのですが、アトピー性皮膚炎のパターンに二次感染が併発して来院しました。二次感染が取り除かれるときれいになるのですが、指の間に炎症が残ります。しばらく来院されないなと思うと、毛疱炎で背中がぶつぶつです。飼い主さんが忙しいと皮膚炎がひどくなり、お正月などは改善されます。統計をとったことはないのですが、ブリンドルで皮膚炎が多くみられるのは遺伝と関係しているかもしれません。
ジュアちゃんの飼い主さんは野生動物の写真を撮るのがご趣味で、アフリカまでわざわざ出掛けていく位です。その素晴らしいカメラでジュアちゃんを撮りました。都会のビルのジャングルをバックに、アレルギーと戦うフレブルです。でも、舐め壊した足は、ひどいですね。いつの写真でしょう。早く、この仔犬の写真のような皮膚に戻したいと願います。

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