よくある症状
夏の熱中症対策にも!ペットにもっと水を飲んでもらうための工夫💧
- よくある症状

こんにちは。獣医師の岩倉です。
暑い日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
この時期は気温や湿度が高くなり、人だけでなく犬や猫も熱中症や脱水に注意が必要な季節です。
そんな中、
「うちの子、あまり水を飲まない…」と感じることはありませんか?
診察でも、
「もっと水を飲んでほしいんですが、何か方法はありますか?」
というご相談をいただくことがよくあります。
もちろん無理に飲ませる必要はありませんが、少しの工夫で自然と飲水量が増えることもあります。
今回はご自宅で簡単にできる方法をご紹介します。

そもそも水を飲むことはなぜ大切?
体の約60〜70%は水分でできています。
水分が不足すると
•脱水
•熱中症
•尿石症
•膀胱炎
•腎臓への負担
などのリスクが高くなることがあります。
特に夏場は普段よりも水分が失われやすいため、意識して飲水できる環境を整えてあげることが大切です。
熱中症に関してはこちら
① 水飲み場を増やす
犬や猫は近くに水があるだけで飲む回数が増えることがあります。
リビングだけでなく
•寝床の近く
•よく過ごす部屋
•ケージの近く
など複数設置してみましょう。
② 毎日新鮮な水に交換する
ぬるくなった水や汚れた水は飲みたがらない子もいます。
できれば毎日交換しましょう。特に夏場は菌が繁殖しやすいためこまめな交換がおすすめです。

③ 器を変えてみる
意外と見落としがちなのが器です。
例えば
•ステンレス
•陶器
•ガラス
素材によって好みが分かれる子もいます。
④ ウェットフードを取り入れる
普段の食餌がドライフードだけの場合は、ウェットフードを利用すると食事から水分を摂ることができます。
ドライフードにぬるま湯を加える方法もおすすめです。
※急に食事内容を変えるとお腹を壊すこともあるため、少しずつ試しましょう。

⑤ 水に少し風味をつける
食塩や調味料を使わず、
•茹でたささみのゆで汁(脂を除いたもの)
•乾物の出汁
•犬猫用スープ
などを薄めて香りをつけると飲んでくれる子もいます。
持病がある場合は、かかりつけの獣医師に相談してから試しましょう。
⑥ 循環式給水器を試す
流れる水が好きな犬や猫では、給水器に変えただけで飲水量が増えることがあります。
ただし、定期的な清掃を忘れないようにしましょう。

⑦ 散歩や遊びの後は飲みやすい環境を
運動後は水分補給のチャンスです。
散歩から帰ったらすぐ飲める場所に新鮮な水を用意してあげましょう。

こんな時は早めに受診しましょう
次のような場合は、単に「水を飲まない」だけではなく病気が隠れていることがあります。
•全く水を飲まない
•食欲もない
•元気がない
•嘔吐や下痢がある
•ぐったりしている
•パンティングが止まらない
特に夏場は熱中症の可能性もあるため、早めの受診をおすすめします。
まとめ
飲水量を増やすためには、
•水飲み場を増やす
•新鮮な水を用意する
•器を変えてみる
•食事から水分を摂る
•香りをつける
•給水器を利用する
など、無理なく続けられる工夫がおすすめです。
夏は熱中症や脱水のリスクが高まる季節です。
「最近あまり水を飲まないかも」と感じたら、ぜひできることから試してみてください。

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