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アレルギー性皮膚炎の脱毛を治療したデビちゃんの症例

IMG_2652-3 当院での治療例
  • 犬種:チワックス(チワワとダックスのハーフ)
  • 名前:デビちゃん
  • 病名:アレルギー性皮膚炎による脂漏

治療前

普通、慢性の皮膚疾患では入院はしないものですが、デビちゃんの場合は飼い主さんが入院を希望されました。ちょうど海外に引っ越しをなさるときでした。

初診時にデビちゃんの皮膚のひどさにびっくりしました。頭部、胸、腹部にはまったく毛がなく皮膚は肥厚し、脂漏でべたべたでした。今まで他の病院で抗生物質・ステロイド・ホルモン剤を使用して治療していたようですが、余計に症状がひどくなっていました。

2018年8月12日に撮影した初診時のデビちゃん

顔面bfore
顔面(治療前)
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首と胸(治療前)
背中
背中(治療前)

治療方針

アレルギー性皮膚炎の二次感染をステロイドを飲みながら抗生物質でのみ治療しようとすると、始終抗生物質を飲まなければならないのと、耐性菌の発現が問題になります。

それで、二次感染の治療と脂漏の治療のためにウルトラファインバブル液を用いることにしました。気泡の大きさがナノ単位の炭酸水と殺菌薬を利用して薬浴を週に3回行いました。

数週間で脂漏が徐々に改善され、ガサガサだった皮膚が滑らかになりました。

一カ月を過ぎると、細かい産毛が顔から生えてきました。

治療後

4カ月の入院を経て、顔と背中にはたくさんの毛が生えました。

胸と腹部は最後まで毛が生えませんでした。この部位には毛根が見当たらなかったのです。

それでも画像を診て頂ければ、治療の効果は歴然で、デビちゃんの表情が明るくなっています。

2018年11月8日に撮影した治療後のデビちゃんです。

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顔面(治療後)
首と胸after
首と胸(治療後)
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背中(治療後)
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前足

獣医師コメント

4カ月入院してかなり良くなり退院していただきました。

現在は飼い主さんと一緒にデビちゃんも香港に引っ越ししてしまいましたが、数カ月経つと痒くなる症状が再発しているとご連絡いただいています。

アレルギー性皮膚炎が治るということは、痒い原因が環境から消えるか、あるいは抗原(かゆみの元)に対して免疫を持てばよいのですが、それがなかなかうまくいかずアレルギーが長引きがちです。