NO14 奥田ベル

画像犬種:
ゴールデン レトリバー メス
名前:
奥田ベル
病名:
再発性膿皮症、亜鉛欠乏(反応)性皮膚症

飼い主さんコメント

ベルは7歳を過ぎた頃から病気にかかる事が多くなりました。 
子宮蓄膿症や耳血腫などの手術も他院で受けてきました。 
ただ皮膚に関してはなかなか症状が改善せず悩んでいたところ、皮膚の病気に力を入れている北川犬猫病院を知りました。 

写真1

写真1 細くなってしまった尻尾

最初に病院を訪れた時、ベルの毛は抜け落ち薄くなり毛艶も悪く「この子本当にゴールデン?」という状態でした。(写真1)特に尻尾はねずみのしっぽのように細くなり、鼻の周りまで毛が抜けてしまっていました。(写真2,3)早苗先生に診察してもらい、まずは甲状腺ホルモンの検査をする事になりました。結果は特に問題は無く、ここでは原因を特定する事はできませんでした。そこで早苗先生の勧めで亜鉛のサプリメントを飲ませてみる事になりました。以前通っていた動物病院ではいつも注射を打たれるか薬を処方されるのが普通だったので、サプリメントで毛が生えるのかと半信半疑でしたが、これが見事に効果を発揮! 気がつけば以前のふさふさモコモコのベルに復活していました。 私たちも早苗先生もとても喜んだのですが・・・ 
今度は増えすぎた毛のせいなのか再発性の膿皮症に悩まされる事になってしまいました。 急性湿疹で皮膚が真っ赤にただれてしまって病院に駆け込んだ事も何度か・・・ 
その後食物アレルギーの検査もしたのですがオールクリア(笑) ここで何か引っかかれば対処法が分かるかも!と思ったのですが、結果は空振りに終わりました。 

写真2

写真2 鼻の上の脱毛

今でも原因ははっきりしませんが、毎日の父の丁寧な患部の消毒と塗り薬(父はこの薬に絶大な信頼を寄せています)の効果なのか以前のように酷くなる事は少なくなりました。皮膚の為にご自慢(?)のフサフサな毛もトリマーさんに短くカットしてもらい蒸れないように気をつけています。でもこのショートカットが結構好評です。 
また、早苗先生にアドバイスを受け、肘を直接掻かないように犬用の洋服に袖を付けるなどの工夫もしています。 
そして一昨年の夏には脾臓摘出という手術も受けました。 
最初は下痢をして少し元気が無い位の症状で診てもらったと思うのですが、エコー検査で脾臓に腫瘍らしきものが見つかり、その後も何カ月か様子を観察していたのですが、やはり腫瘍が大きくなっていて破裂する可能性もあるとの事で摘出手術を受ける事になりました。 
手術をしてみるとすでに少し破裂して出血もしていたそうで、非常に危険な状態でした。 

写真3

写真3 粗く、つやのない被毛

取りだした腫瘍もどす黒く「おそらく悪性でしょう」との事で、がんの種類によっては余命数カ月という事もあると告げられショックを受けたのですが、なんと病理検査の結果は良性! 執刀してくださった仁木先生もとても驚いていられましたが、本当に嬉しかったです。それからも歯茎の色をチェックするなどして健康状態には気をつけています。 
今現在は中耳炎の治療でほぼ毎週通院しています。早苗先生にも「この耳には手を出したくなかった・・・」と言われる程の困った耳です。本当は麻酔をかけて内視鏡を奥まで入れて洗浄した方が有効なのだそうですが、高齢な事もあって何度も麻酔をかけるのはどうかな・・・と悩んでいるところです。 
ただ膿が溜まると痛くて部屋の隅に隠れてしまい可哀想なので、酷くならないようになるべく週に一度は洗浄してもらうようにしています。 
病気のデパートのようなベルですが、これからも温かい先生方や可愛がってくださるスタッフの皆さんに支えられて、少しでも長生きできるように私たち家族も努力していきたいと思います。 
今後ともベルと奥田家をよろしくお願いします!!

獣医師コメント

ベルちゃんは、初診は亜鉛反応性皮膚症でしたが今は再発性膿皮症で悩んでいます。
再発性膿皮症の原因には、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどのアレルギー性疾患や、甲状腺ホルモンの低下症や副腎皮質機能亢進症(クッシング病)などのホルモン性疾患などがあります。最近は、抗生物質に耐性をしめす細菌による皮膚の感染症や中耳炎も多く飼い主や獣医の悩みの種です。奥田家はベルちゃんの皮膚をとても良く管理しています。
いつも毛を短くカットして病変を早期に発見し対応しているので、ひどい状熊になるのを免れています。

北川犬猫病院 三枝早苗

サイドメニュー

  • トップ
  • 一般診療
  • スタッフ紹介
  • よくある病気一覧
  • 患者さん紹介