よくある症状
【獣医師解説】犬の涙やけって治る!?原因とその対策とは
- よくある症状

こんにちは。北川犬猫病院の獣医師の小林です!
愛犬の涙やけのお悩みは、日々の診察で、よくご相談される内容です。
今回はその悩みを解決するべく、原因と対策を解説していきます。
原因1:鼻涙管閉塞
「涙点」から「鼻涙管」を通って、涙は鼻に抜けていきます。人間が泣くと、鼻水が出るのはこの仕組みがあるからです。
- 先天的な狭窄
トイ・プードルやマルチーズは生まれつき細いことがあります。- 後天的な狭窄
アレルギーや結膜炎などの炎症によって、鼻涙管が狭窄することがあります。- 短頭種
パグやフレンチブルドックなどは鼻の構造上、鼻涙管が蛇行していて詰まりやすいです。対策
病院では「鼻涙管洗浄」という処置があります。自宅でできるケアとしては目頭を優しくマッサージすることもオススメです!
アレルギー疾患や眼のトラブルがないかもチェックしましょう!
原因2:逆さまつげ・眼瞼内反症
目の刺激が持続的に起こることで、涙の分泌量が増えてしまい、溢れて涙やけが起こることがあります。原因としては「逆さまつげ」・まぶたが内側に巻き込まれている「眼瞼内反症」があります。
対策
病院で逆さまつげの抜毛処置をしてもらう。眼瞼内反症の場合は外科的な整復が必要なケースもあります。
原因3:食事・腸内環境
「涙の質」の問題です。涙には油分やタンパク質が含まれています。食事の内容によってこの成分バランスが崩れる、涙やけが起こることがあります注目されているのが「腸内環境(腸内フローラ)」との関係です。腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると、体内の免疫システムが乱れ、目や皮膚の粘膜に炎症が起きやすくなると言われています。
対策
食事内容の見直しを検討しましょう。また「腸活」も有効です。善玉菌を摂取する「プロバイオティクス」、善玉菌のエサを摂取する「プレバイオティクス」があります。当院でもおすすめの食事や腸活サプリメントがありますので、是非ご相談ください。
正しいお手入れ方法
- 乾拭きでゴシゴシはNG:皮膚を傷つける可能性があるので、必ず専用クリーナーや、ぬるま湯で湿らせたコットンなどを使いましょう。
- ふやかして浮かせる:固まった目ヤニや汚れは、無理に剥がさず、ホットタオルなどで数分ふやかしてから、優しく拭き取りましょう。
- なるべく乾燥:拭いても拭いても湿ってしまうと思いますが、湿った状態は細菌感染の原因になります。乾いたコットンやガーゼなどでなるべく水分を吸い取りましょう。
涙やけのケアは、なかなか一朝一夕にはいきませんが、愛犬がなぜ涙やけになっているのかを知ることが改善の一歩に繋がることがありますので、諦めずに一緒に原因を探っていきましょう。
北川犬猫病院 獣医師 小林真也
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なお、皮膚科・耳科・循環器科の診察は完全予約制となっております。
※当日予約はお電話の他、WEB、LINEでも受け付けております。
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