⑦血管肉腫
血管内皮細胞由来の悪性腫瘍で真皮または皮下織に発生する。
大型犬では脾臓にできることが多く脾破裂の原因となる。
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皮膚の腫瘍(上皮系)には、
①線維性腫瘍、②毛包系腫瘍、③脂腺系腫瘍、④汗腺系腫瘍および⑤爪床上皮の腫瘍があり、間葉系のものでは⑥線維性腫瘍、⑦脈管系腫瘍、⑧血管周囲の腫瘍、⑨脂肪細胞性の腫瘍、⑩筋肉の腫瘍、⑪神経及び神経周囲の腫瘍、⑫その他、⑬メラノサイト腫瘍、⑭組織球系腫瘍、⑮肥満細胞腫、⑯リンパ系腫瘍がある。
これらのなかで、その存在を知っておくべき腫瘍は、
①扁平上皮癌、基底細胞癌
②毛包嚢腫、
③脂腺上皮腫、肛門周囲腺癌
④単純性アポクリン腺癌
⑤爪床扁平上皮癌
⑥線維肉腫
⑦血管肉腫
⑧血管周皮腫
⑨浸潤性脂肪腫
⑩平滑筋肉腫
⑪悪性抹消神経鞘腫
⑫ワクチン誘発性肉腫、顆粒細胞腫
⑬メラノーマ
⑭犬皮膚組織球種、組織球性肉腫
⑮肥満細胞腫
⑯上皮向性リンパ腫
などで、上記のものの中でよくお目にかかるのは、
[su_accordion class=”hidden_content”][su_spoiler title=”大型犬の脾臓にできた血管肉腫。” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” class=””]
大型犬の脾臓にできた血管肉腫。
⑦血管肉腫
血管内皮細胞由来の悪性腫瘍で真皮または皮下織に発生する。
大型犬では脾臓にできることが多く脾破裂の原因となる。
口腔内にできた黒くないメラノーマ。
予後が大変悪い。
⑬メラノーマ
メラノサイトの良性または悪性の腫瘍。爪床、口腔内にできたもの、黒くないものは悪性のものが多い。
口唇の皮膚にできた組織球種。
2カ月で消失した。
⑭皮膚組織球腫
4歳以下の若齢犬によくみられる。表皮ランゲルハンス単核細胞の由来の良性腫瘍。発赤し、潰瘍化することもある。殆どの腫瘍は3ヵ月以内に消失するので,治療しないで経過を観察する。
皮膚肥満細胞腫の切除。
腫瘤の何倍も大きく取らなければならない。
⑮肥満細胞腫
肥満細胞から生じる悪性の腫瘍。通常単発だが、多発性のこともある。組織学的なグレード(Ⅰ~Ⅲ)が予後を支配する。グレードⅠでは、完全に切除できれば完治するが、グレードⅢでは再発、転移のため動物が死ぬことが多い。切除手術をする場合は、腫瘤の何倍も大きく切らなければならない(図④-1)。腫瘍の発生部位も予後決定に重要な因子で、下半身、生殖器及び口鼻腔にできたものは悪性で頻発に転移をおこすが、四肢にできたものは予後が比較的良好である。猫において肥満細胞腫は通常良性だが例外もある。
陰唇にできた肥満細胞腫。
生殖器に形成されたものは一般に予後が悪いとされているが、この症例は、術後5年以上再発が見られていない。
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